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土地活用の選択肢:借地と建て貸しを徹底比較!

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土地活用の選択肢:借地と建て貸しを徹底比較!

土地活用の選択肢:借地と建て貸しを徹底比較!

2025/07/30

 遊休地をお持ちの皆様、土地活用にご興味はありませんか?

 土地活用と一口に言っても、その方法は多岐にわたります。今回は、特にオーナー様が「土地を貸す」という形で収益を得る方法の中でも、代表的な「借地(定期借地権)」と「建て貸し(事業用定期借家権)」に焦点を当て、その特徴、違い、メリット・デメリットを詳しく解説します。

はじめに

なぜ土地活用を考えるのか?

 土地は所有しているだけでも、固定資産税や都市計画税といった維持費用がかかります。しかし、適切に活用すれば、安定した収益源となり、将来の資産形成にも繋がります。 「土地活用」と聞くと、アパート・マンション経営や駐車場経営などを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、それらはオーナー様自身が初期投資を行い、事業リスクを負うケースがほとんどです。

 今回ご紹介する「借地」と「建て貸し」は、いずれも土地の所有権を手放すことなく、他者に土地(または建物)を貸し出すことで収益を得る方法です。初期投資を抑えつつ、安定した賃料収入を期待できるため、リスクを抑えたいオーナー様にとって魅力的な選択肢となります。

1. 借地(定期借地権)とは?

 「借地」と聞くと、かつての「旧借地法」による「借地権」をイメージされる方もいるかもしれません。旧法では借地人の権利が非常に強く、一度土地を貸すと返還してもらうのが困難になるケースが多くありました。しかし、1992年に施行された「借地借家法」により「定期借地権」が導入され、一定期間が経過すれば土地が確実にオーナー様に返還される仕組みが整備されました。

ここでは、現在主流となっている「定期借地権」について解説します。

 

定期借地権の主な特徴

  • 期間の定めがある: 契約期間が満了すれば、土地は必ずオーナー様に返還されます。更新はありません。
  • 契約の種類: 主に以下の3種類があります

  ・【一般定期借地権】: 契約期間は50年以上。建物を取り壊して更地で返還されます。

  ・【事業用定期借地権】: 契約期間は10年以上50年未満。事業のために土地を利用する際に設定されます。建物を取り壊して更地で返還されます。

  ・【建物譲渡特約付借地権】: 契約期間は30年以上。期間満了時にオーナー様が建物を買い取ることを条件とします。

  • 初期投資が不要: 借地人が建物を建築するため、オーナー様は建物の建築費用を負担する必要がありません
  • 安定した賃料収入: 契約期間中は、借地人から土地の賃料(地代)が支払われます
  • 相続税対策: 土地の評価額が下がるため、相続税対策として有効な場合があります
  • 土地の利用用途が限定される: 借地契約の内容によって、利用できる建物の種類や業種が制限されることがあります

定期借地権のメリット

  • 初期投資・建築リスクがない: オーナー様は建物を建築する必要がないため、多額の初期投資や建築に伴うリスクを負うことがありません。
  • 管理の手間が少ない: 土地の管理は主に借地人が行い、オーナー様の管理負担は非常に軽いです。

安定した賃料収入: 長期間にわたって安定した地代収入を得ることができます。

  • 土地の有効活用: 遊休地を有効活用し、固定資産税などの維持費以上の収益を上げられます。
  • 将来の選択肢が残る: 契約期間満了時には土地が返還されるため、将来的に売却したり、他の用途で活用したりといった選択肢が残ります。
  • 相続税評価額の減額効果: 借地権が設定された土地は、自用地(更地)よりも相続税評価額が低くなるため、相続税対策として有効な場合があります。

2. 建て貸し(事業用定期借家権)とは?

「建て貸し」とは、オーナー様が建物を建築し、その建物を事業を営む法人などに貸し出す土地活用の形態です。多くの場合、契約は「事業用定期借家権」という形で締結されます。特定の事業者がその建物を独占的に利用することを前提としています。

建て貸しの主な特徴

  • オーナー様が建物を建築: 土地オーナー様が初期投資として建物の建築費用を負担します。
  • 事業用定期借家契約: 契約期間は1年以上50年未満。事業のために建物を賃貸する際に用いられます。期間満了時には更新がなく、建物がオーナー様に返還されます。
  • 特定の事業者を想定: 通常、特定のテナント(コンビニエンスストア、飲食店、ドラッグストアなど)が入居することを前提に、その事業内容に合わせた建物を建築します。
  • 賃料は土地と建物の合算: テナントからは土地の利用料(地代)と建物の利用料(家賃)を合わせた「賃料」が支払われます。
  • 高収益が期待できる: 借地と比較して、建物からの収益も得られるため、より高い賃料収入が期待できます。
  • 管理の手間がある: 建物の維持管理や修繕義務はオーナー様にあります(契約内容による)。
  • テナントの信用力が重要: 安定した賃料収入を得るためには、入居するテナントの信用力が非常に重要です。

建て貸しのメリット

  • 高収益が期待できる: 土地だけでなく建物からも収益を得られるため、借地よりも高額な賃料収入が期待できます。
  • 収益の安定性: 信用力のあるテナントと長期契約を結べば、安定した賃料収入が見込めます。
  • 節税効果: 建物は減価償却の対象となるため、所得税・法人税の節税効果が期待できます。また、相続税評価額の引き下げ効果も期待できます。
  • 土地の有効活用: 立地条件の良い土地であれば、事業用物件として高い収益性を発揮できます。
  • 建物管理の自由度: オーナー様が建物を所有しているため、将来的な修繕や用途変更などの自由度が高いです。

3. 借地と建て貸しの違いを比較!

項目
借地(定期借地権)
建て貸し(事業用定期借家権)
初期投資
ほぼ不要(地盤改良費など一部あり)
多額の初期投資が必要
建物の所有
借地人(テナント)
オーナー
主な収入源
土地の賃料(地代)のみ
土地と建物の賃料(家賃)
期待収益
比較的低い
比較的高い
リスク
借地人の信用リスク
建築リスク、空室リスク、テナント信用リスク、管理リスク
管理負担
非常に少ない
比較的多い
期間満了時
更地で返還(原則)
建物が返還される
税務メリット
相続税評価額減額
減価償却、相続税評価額減額

4. どちらを選ぶべきか?判断のポイント

 借地と建て貸し、どちらの土地活用法が最適かは、オーナー様の状況や目的によって異なります。以下のポイントを参考に検討してみましょう。

こんなオーナー様には「借地」がおすすめ!

  • 初期投資を抑えたい: 自己資金が少ない、または借入れをしたくない方。
  • リスクを最小限に抑えたい: 建築リスクや空室リスクを避けたい方。
  • 管理の手間をかけたくない: 不動産経営の経験がなく、管理に不安がある方。
  • 長期的な安定収入を希望する: 高収益よりも安定性を重視する方。
  • 将来的に土地を売却する可能性がある: 契約満了後に確実に土地を返還してほしい方。
  • 相続税対策を重視したい: 土地の評価額を下げて相続税を抑えたい方。

こんなオーナー様には「建て貸し」がおすすめ!

  • 高収益を目指したい: 投資額に見合った高い収益を期待したい方。
  • 自己資金に余裕がある: 建物の建築費用を自己資金で賄える、または借入れに抵抗がない方。
  • 積極的に土地活用に関わりたい: 建物の管理やテナント選定にも関心がある方。
  • 特定の優良テナントとの契約を希望する: 信頼できる特定の企業と長期的な関係を築きたい方。
  • 節税メリットを最大限に活用したい: 減価償却による節税効果や相続税評価額の引き下げを重視する方。
  • 土地の立地条件が良い: 商業施設やロードサイドなど、事業用物件として高い需要が見込める土地をお持ちの方。

5. 契約を締結する上での注意点

 借地・建て貸し、いずれの土地活用法を選択するにしても、契約締結時には以下の点に注意しましょう。

  • 専門家への相談: 経験豊富な不動産コンサルティング会社、弁護士、税理士などの専門家に相談し、契約内容や税務について十分に理解を深めましょう。
  • 契約内容の精査: 契約期間、賃料、更新の有無、原状回復義務、解約条件など、契約書の内容を隅々まで確認しましょう。特に、期間満了時の建物の取り扱い(解体・買い取りなど)は非常に重要です。
  • テナント(借地人)の信用調査: 賃料の滞納や倒産のリスクを避けるため、テナント(借地人)の経営状況や信用力を十分に調査しましょう。
  • 税務の影響の把握: 地代収入や家賃収入にかかる税金、相続税への影響などを事前に把握し、対策を検討しましょう。
  • 将来を見据えた計画: 契約期間が終了した後の土地の利用方法についても、事前に計画を立てておくことが大切です。

まとめ

 遊休地の活用は、オーナー様にとって大きなメリットをもたらす可能性があります。 借地(定期借地権)は、初期投資や管理の手間を抑えつつ、安定した地代収入を得たい方に適しています。一方、建て貸し(事業用定期借家権)は、多額の初期投資を伴いますが、より高額な賃料収入と節税効果を期待できます。

 ご自身の資金状況、リスク許容度、将来の計画などを総合的に考慮し、最適な土地活用方法を選択することが成功の鍵となります。

 本記事が、皆様の土地活用を検討する上での一助となれば幸いです。

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