CRE戦略で不動産を経営資源に変える必要性と実践の考え方
不動産を保有する企業が知るべきCRE戦略の必要性と活用の視点
「社有地や自社ビルの維持費が、毎年じわじわと経営を圧迫している」と感じながらも、具体的な打ち手を見つけられずにいる経営者や財務担当者は少なくないでしょう。CRE戦略とは、企業が保有する不動産を経営資源として捉え直し、企業価値の向上につなげる経営手法です。不動産の再編に踏み出す必要性が高まる今、戦略なき保有は大きなリスクとなりかねません。
ここでは、CRE戦略による経営効率化の考え方から、遊休不動産を放置した場合のリスク、財務健全化に直結する資産活用の判断基準まで順を追って整理していきます。
CRE戦略と不動産活用の必要性に応えるパートナー紹介
企業が保有する不動産を経営資源として戦略的に見直すCRE戦略は、経営効率化やリスク管理、財務健全化を同時に推進できる経営手法として関心を集めています。社有地や自社ビルの維持コストが経営を圧迫するなか、不動産の再編に取り組む必要性は年々高まっています。しかし、CRE戦略の実行には不動産や建築から経営、財務、金融、税務、法務まで幅広い専門知識が求められます。自社だけで最適解にたどり着くのは容易ではありません。
アテナ・パートナーズ株式会社は、設計や施工を自社で行わない独立系の立場から、事業主側に立ったCREコンサルティングを提供しています。資産の棚卸しから事業計画の策定、設計と施工の妥当性チェック、資金調達の支援まで、プロジェクト全体を一貫してマネジメントする体制を整えています。
金融や不動産、建築の各分野に精通した有資格者が在籍しており、メガバンクでの融資営業や不動産開発、高齢者施設の土地活用コンサルティングなど幅広い実務経験に裏打ちされた提案力を備えています。税理士や弁護士、金融機関など外部の専門家ネットワークとも連携し、企業不動産の課題にワンストップ体制で対応できる点が強みです。
経営効率化を実現するCRE戦略と企業不動産の再定義
企業が保有するオフィスや工場、倉庫、遊休地などの不動産は、長年「持っていて当たり前のもの」として扱われてきました。しかし、維持管理費や固定資産税、修繕費といったコストは年々経営を圧迫しています。こうした背景のなかで注目されているのが、企業不動産を経営資源として捉え直す「CRE(Corporate Real Estate)戦略」です。
国土交通省は「CRE戦略実践のためのガイドライン」を公表しています。そのなかでCRE戦略は、企業価値向上の観点から不動産投資の効率性を最大限高めていく考え方として示されています。単にコストを減らすだけでなく、用途転換や拠点の統廃合、賃貸事業への転用など、多角的に経営効率化を図る点に本質があります。
なぜ今、CRE戦略が求められるのか
多くの日本企業は、事業規模に対して過大な不動産を保有しているともいわれています。保有資産に見合った収益を生み出せていなければ、資産効率の低さは経営課題として顕在化するでしょう。リモートワークの普及や事業構造の変化も加わり、従来の拠点配置が最適とは限らなくなりました。こうした状況がCRE戦略の必要性を押し上げています。
CRE戦略がもたらす経営へのインパクト
遊休資産を収益物件に転用すれば本業以外の安定収入を確保でき、拠点を最適化すれば生産性向上やブランドイメージの強化にもつながります。不動産の見直しが、企業全体の収益構造を変える起点になり得るのです。
遊休不動産の放置が招く経営リスクとリスク管理の必要性
使われていない土地や建物を「いつか活用するかもしれない」と保有し続けているケースは少なくありません。しかし、遊休不動産は所有しているだけで固定資産税や都市計画税が発生し、建物があれば修繕費や保険料も積み重なります。収益を生まない資産へのコスト流出は、企業の財務体質を静かにむしばんでいるでしょう。
見えにくいリスクが経営を脅かす
維持コストだけでなく、CRE戦略の観点からは以下のようなリスクも内在しています。
コンプライアンスリスク
管理不備や設備の法令違反は、企業の社会的信用を損なう要因になります。景観条例への抵触や消防法上の不備が放置されれば、行政指導や罰則の対象となる場合もあります。
環境リスク
土壌汚染やアスベストといった問題は、対策費用が高額になるだけでなく、周辺住民との関係悪化や訴訟リスクにも発展しかねません。放置するほど深刻度は増していきます。
災害リスク
耐震基準を満たしていない建物や老朽化した構造物は、地震や台風による被害が拡大しやすく、BCP(事業継続計画)の観点からも経営上の脅威です。
リスク管理としての不動産戦略
こうしたリスクを放置せず、計画的に把握し対処する姿勢が求められています。不動産デューデリジェンスで管理状況や適法性を明らかにし、売却や用途転換も含めた選択肢を検討することが、実効性のあるリスク管理につながります。
企業不動産の再編で実現する財務健全化と企業価値向上の考え方
企業のバランスシートにおいて、不動産は大きな割合を占める固定資産です。収益を生んでいない不動産を抱え続ければ、ROA(総資産利益率)やROE(自己資本利益率)が低下し、ステークホルダーからの評価にも悪影響を与える可能性があります。
不動産の売却と組み替えがキャッシュフローを変える
財務健全化に向けた手段として、低稼働の不動産を売却し現金化する方法があります。例えば、2020年にはエイベックスが本社ビルを売却し、約290億円の売却益で営業赤字の補填と新規事業への投資原資を確保することを発表しました。
売却で得た資金は、本業への再投資や有利子負債の圧縮、収益性の高い資産への組み替えなど、経営方針に応じた柔軟な活用が可能です。「守るために保有し続ける」のか「攻めるために手放す」のか、財務の視点から判断基準を整理しておくことが欠かせません。
決算対策としての不動産活用
評価損が見込まれる不動産を利益計上期に売却して損金処理すれば、節税効果とバランスシートのスリム化を同時に進められます。遊休地を賃貸事業に転用し安定収入を確保する方法もあり、本業の収益変動に左右されにくい財務基盤の構築につながるでしょう。
CRE戦略の相談ならアテナ・パートナーズ株式会社
アテナ・パートナーズ株式会社では、企業不動産の棚卸しから資産の組み替え提案まで、CRE戦略に関する相談に対応しています。お悩みの方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
【Q&A】CRE戦略と不動産活用の必要性についての解説
- Q1.CRE戦略によって経営効率化はどのように実現できますか?
- A.企業が保有する不動産を経営資源として捉え直し、拠点の統廃合や遊休資産の用途転換を通じてコスト構造を見直します。維持管理費や固定資産税の削減に加え、収益事業への転用で新たな収入源の確保も期待できます。
- Q2.企業不動産を放置するとどのようなリスクがありますか?
- A.維持コストに加え、法令違反によるコンプライアンスリスク、土壌汚染などの環境リスク、耐震不足による災害リスクが潜んでいます。放置すると損害が拡大するため、デューデリジェンスによる現状把握と計画的なリスク管理が欠かせません。
- Q3.不動産の再編は財務健全化にどうつながりますか?
- A.低稼働の不動産を売却し現金化すれば、有利子負債の圧縮や本業への再投資が可能になり、ROAやROEの改善につながります。評価損の出る資産の売却による節税や、遊休地の賃貸転用など、経営計画と整合した判断が財務基盤の強化に直結します。
CRE戦略・不動産活用・不動産コンサルなどについてのお役立ち情報
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